今回はSoil work Akiya Villageオープン当初からの入居者、株式会社バッカスの秋山永昌さんにお話を伺いました。
コミュニティの盛り上げ役、秋山さんの好きと面白さを追求した働き方とは?
Soil workとの出会いは?
新卒時代に仲の良かった同期の紹介です。1人がユーザベースの創業メンバーで、彼から「梅田さんが秋谷にVillageを作るらしい」と噂を聞きました。現在Soil workの会員でもある別の同期(西川さん)と見学にきたのがきっかけです。
逗子に移住したきっかけは?
綺麗な海があり、人が多すぎず過ごしやすい場所だと思いました。これまで大阪、東京、ロサンゼルス、ニューヨークとずっと都市の中で過ごしてきましたが、実は人混みが苦手で。都内にいた時は満員電車には乗らず、自転車で1時間かけて目的地へ向かうこともありました。子どもが生まれたことも移住のきっかけの1つで、将来家を出た時に、海がある場所に帰ってこられるようにしたいと思ったんです。
起業までの道のりを教えてください
日本の4年制大学を卒業しましたが、就職という普通の社会人の道よりももっと面白いことがしたいと思い、留学生としてで渡米しました。そこでアメリカの大学生は即戦力になるために相当な勉強をしているという、日本との大きなギャップを目の当たりにして、ショックを受けました。危機感を感じてもっと勉強しなければと思った時に、グラフィックデザインに出会って、初めてパソコンを手にしました。
卒業後は10万円だけを握りしめ、ニューヨークへ行きました。生活のためにチップで稼ごうと、まず初日は繁盛しているレストランを探し回り、片っ端から調べてメモをして、片言の英語で面接に行きました。英語を話せなかったのでウェイターとしては雇ってもらえず、皿洗いの仕事から始めましたね。その頃から現地の学校でプログラミングの勉強を始め、「30歳で起業」という目標を掲げました。
帰国後は、バックエンドやサーバーの知識を補うために2年だけ企業の中で働こうと決意。加えて営業スキルも必須だと考え、広告代理店に就職しました。留学後だったので、当時27、28歳、未経験としてはギリギリのタイミングで、2年で辞めることも了承いただいた上での入社でした。そこで今でも付き合いのあるお客さんとも出会い、起業へと進みました。
その後バッカスを起業したのですね。
元々機械をいじったり、モノを組み上げたりする「ものづくり」が好きでした。アメリカ留学時代がちょうどWEBサイトの黎明期で、プログラミングという形でのものづくりを知ったんです。実際に触ってみたらとても面白くて、起業する時はこれで起業しよう!と決めました。今でも僕はずっとコードを書き続けていられるほどプログラミングが大好きです。
自分の好きなことを見つけて仕事にできていることは幸運かもしれませんね。

ご自身でも手を動かす、仕事の仕方について教えてください
経営者の仕事が主となった時、やはり自分はエンジニアの仕事をしている方が面白いと思ったんです。会社が倒産寸前になった時を転機に、正社員を増やすのではなくフリーランスとパートナーシップを結ぶ方向に変えました。今は僕自身、仕事の8割をコーティングに注いでいます。
会社の規模は大きくならないかもしれませんが、みんなが好きな時間に好きな場所で好きなだけ働く、今の働き方が良いように感じています。営業職であれば、直接会話をすることで、インスピレーションを受けたりアイディアが生まれるリアルなコミュニケーションが必要なこともあると思いますが、エンジニアやクリエイター、そして子どもがいる人などにとっては、時間や場所に縛られない働き方がきっと合っていると思います。
今後やりたいことはありますか?
これまでは電子的なモノばかりを作ってきたので、今度は逗子にちなんで海遊びに関するモノを作っていきたいですね。第一弾はサップフィッシング用のサップボードを考えています。ボードが完成したら、次はドローンが自動で魚の位置を探してくれるような魚探システムを作りたいです。そして、魚のいる位置までサップで向かって釣りをする、とか。なかなか見ない光景じゃないですか(笑)遊びの延長で、少し人と違うような新しいことを出来たら面白いですよね。

Soil work はどんなところ?
各地に拠点があるSoil workは、地域性あふれる人たちが集う、多様性のある場所だと感じています。
僕は秋谷の拠点を利用しているんですが、秋谷のメンバーはコミュニティチャットのリアクションも活発だったり盛り上げ上手だったりと、楽しいことが好きな人が多いですね。仕事は違ってもマインドが似ている人が集まっているのが秋谷の特色だと思います。都市からの交通が少し不便な分、時間を上手に使う、遊び上手な人が沢山います。働き方が似ているパパ友達が会員になったりもしました。
そして、Soil workはコミュマネたちも楽しそうに働いているのが素敵です。イベントでも仕事終わりにも一緒にお酒を交わしたりしますよね。他拠点の会員が来れば新たな出会いが生まれますし、豊かなコミュニティを作ってもらえていることに、感謝しています。
Profile: 秋山永昌
株式会社バッカス CEO・エンジニア
アビームコンサルティングで新卒時代を過ごし、2年後にオプトに転職。2008年にアプリ制作会社、株式会社バッカスを創業。2020年に逗子に移住。波が上がればサーフィン、風が止めばSUPで沖にでて釣りをするのが日課。今夏、逗子の祭りでは神輿を担ぐなど地域やコミュニティを盛り上げている。
■株式会社バッカス:公式HP