今回はSoil work Akiya Villageの仕掛け人でもある梅田優祐さんにお話を伺いました。
自らも秋谷で暮らしながら、入居者の方にも「秋谷に住もうよ」と声をかける梅田さんの想いとは。
秋谷へ移住のきっかけは?
大学時代からずっと関東に住んでいましたが、東京で長男が生まれた時に、東京では子育てをしたくないと思いました。一番の理由は受験文化です。港区に住んでいたのでどうしても受験という価値観に子ども達が否応なしに巻き込まれやすくなってしまう。もっと多様な生き方の選択肢が身近にある場所で子供達と生活したいなと感じました。
それから熱海・三島・千葉と何ヵ所も見に行く中で、葉山の築80年の古民家に一目ぼれして移住しました。古民家ももちろんですが、葉山が気に入った理由の一つに保育園の環境が良かったこともあります。保育園で子どもたちの「将来の夢」というランキングで、ユーチューバーやサッカー選手などを差し置いて、1位が画家。他にも漁師とかがランクインしている。東京だったらきっとありえないなと思いました。親の職業が多様だから、子供達は身近なコミュニティの中でいろんな人のいろんな生き方を感じている。海岸で毎日太鼓をたたいてる人もいたりするからね(笑)。多様なことが当たり前の環境であることがとても好きなところです。
ただ1・2年と住んでいるとだんだんと古民家はやっぱり寒いということがわかってきて…(笑)でも葉山は気に入っていたのでその後も葉山の真名瀬というところに引っ越して10年近く住み続けました。それで一度、アメリカに5年ぐらい住んだ後、日本に戻ってくるタイミングでまた葉山に帰りたいと思って土地を探していたら、隣町の秋谷に理想の場所を見つけました。
秋谷という場所の魅力は?
まず、海と手の加えられていない山が隣接している点です。生活圏内に両方が共存する町はそこまでないと思います。次に町の雰囲気です。葉山よりもさらに一段、スローな感じです。昔から秋谷に住むローカルの方々、僕のように東京などから移住してきた人達、そして別荘が多いのも特徴で週末などたまにフラッと来る人達。
多様な方々が無理なく、共存しているところも好きな点です。最後に東京から程良い距離だということも秋谷が貴重な場所である理由だと思います。僕も1週間のうち1-2日は東京に行ってますが、東京のファーストライフと秋谷のスローライフ、この2つの空間をストレスなく行き来できるという点も秋谷の大きな魅力の一つだと思います。
Soil work Akiya Villageはどんなところ?
多種多様な職業・いろんな生き方の人が凝縮している場所がSoil work Akiya Villageだと思います。起業家、クリエイター・エンジニア・ウインドサーフィンの選手・住職もいるって、なかなかの幅広さだなと感じます。話していても飽きない。
この地域に住もうとする人は、仕事とプライベートの境目をできる限り曖昧にしようと、そういうライフスタイルを意志をもって選んでいる人も多い気がします。僕自身も「ワークライフバランス」のように相反する2つの要素をバランスを取りながら生きるというよりは、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが言っていたのですが、仕事とプライベートを融合させる「ワークライフハーモニー」という感覚の方が好きです。
また、Soil work Akiya Villageの特徴として、子供を連れて仕事しに来たり、ランチ会に家族で参加したり、仕事と家族の境目も曖昧でそのような光景を日常的に目にするのも特徴の一つじゃないかと思います。 仕事においても、他の入居している会社との交流・コラボレーションが生まれることもあります。モノクロームもエンジョイワークスさんと共同製品をつくっていたりしますし、フラッとオフィスで会員同士が会った時に雑談の中からプロジェクトに発展することもあります。

ご自身のお仕事と、秋谷との関係は?
僕が経営しているモノクロームは次世代の太陽光システムを作る事業をしています。もともとは自宅を作る時に理想の太陽光とエネルギーを制御するソフトウェアがないことに直面したのがきっかけでした。
この事業を秋谷に本社を置いてやるのは、東京じゃないところから個性的なスタートアップが生まれてくる形を作りたいという思いもあります。面白い会社は東京じゃなくてもできるよ!と、新しい選択肢を秋谷から作っていけたらいいですね。衣食住全体がこの場所で発展していく、そんなシステムができたらいいなと思っています。
これからのSoil work Akiya Villageの理想は?
今、 Soil workの会員がコミュニティマネージャーとコラボしながら、BBQイベントを開催したり、畑を作ったり、自然発生的にいろいろなものが形作られていて、それがそのままこれからも変わらない理想の形だなと思います。
あとは、この元々保育園の廃校だった場所を活かしてつくった場所でもあるので、大人だけでなく、もっと子ども達も集まりたいと思える場所になったら良いなと思っています。オフィスなのに子供が行きたいと声をあげる場所。最近だとサッカーゴールもできたし、子どもの遊び道具ももっと増やしていきたいですね。

Profile: 梅田 優祐
株式会社ユーザベースを創業後、2021年7月に株式会社モノクローム(屋根一体型太陽光パネルとHEMSの開発事業)を設立。平日は海沿いをランニングした後、Soil work Akiyaのジムで汗を流し、毎週土日は徒歩5分ほどにある海へ赴き、レーシングサップを楽しんでいる。
■株式会社モノクローム:Monochrome